さつまいも

お芋

サツマイモは、とても甘くて栄養価が高いため、食べると元気になれる野菜です。焼くと外側がカリッとして中はふわっとして、甘さが増します。

煮ると柔らかくて、甘みが広が、揚げるとサクッとした食感と、甘みが凝縮された味わいが楽しめます。また、スイートポテトにすると、しっとりとした食感と、優しい甘さが口の中に広がります。

さらに、栄養素も豊富で、ビタミン食物繊維カリウム鉄分などが含まれています。食べると美味しく、健康にも良いので、ぜひ試してみてください。

さつまいもの種類

さつまいもには、紅はるか、紅あずま、シルクスイート、黄金千貫、鳴門金時など、色々な種類があります。

さつまいもには、紫色や黄色、白色などさまざまな色の種類があります。代表的なものに、紫色の「紅あずま」や、「紅はるか」に「安納いも』、オレンジ色の「アヤコマチ」、白い「黄金千貫」といった種類があり、種類によって甘さや食感が異なるので、自分の好みに合ったものを選ぶとよいと思います。

栄養価と健康効果

サツマイモには、からだに必要なたくさんのビタミンミネラルが含まれています。たとえば、目を守るビタミンAや、からだの中のものをきれいにするビタミンC、元気を出すカリウムなどです。サツマイモを食べることで、からだを元気に保つことができます。

また、サツマイモには、アレルギーや喘息の症状を改善する力があるとも言われています。身体にとっても大切な食べ物、それがサツマイモなんです。

  • β-カロテン:サツマイモは、黄色やオレンジ色の色素を持っており、その理由となっているのがβ-カロテンです。β-カロテンは、体内でビタミンAに変換されるため、目の健康を維持するために必要不可欠な栄養素です。
  • 食物繊維:サツマイモには、水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれています。不溶性の食物繊維は、便通を促進するために役立ち、水溶性の食物繊維は、血糖値を安定させ、コレステロール値を下げることが知られています。
  • ビタミンC:サツマイモには、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは、抗酸化作用を持っているため、免疫力を高めたり、肌の健康を維持するために必要な栄養素です。
  • カリウム:サツマイモには、カリウムが豊富に含まれています。カリウムは、血圧を下げる効果があり、心臓の健康を維持するために必要な栄養素です。

保存方法と賞味期限

■保存方法

サツマイモは、直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管することが大切です。高温多湿な場所では、カビや腐敗菌の繁殖を促進してしまいます。

また、サツマイモは乾燥に弱いため、湿度が低すぎる場所で保存すると表面が乾燥し、風味が劣化することがあります。保存の際は、新聞紙などで包み、冷暗所で保管すると良いでしょう。

また、冷蔵庫に保存するのはおススメしません。冷蔵庫に入れると乾燥しやすく、風味が劣化することがあるためです。

■賞味期限

サツマイモの賞味期限は、出荷後1~2週間程度です。この期限を過ぎても食べられることがありますが、品質や風味が劣化していく可能性があります。

また、切り口や傷みがある場合は、早めに食べるか廃棄するようにしましょう。保存方法によっては、賞味期限を延ばすことができます。

我が家では、冬の季節は室温5℃以上の部屋で、段ボールのなかでサツマイモが呼吸出来るように並べた簡易保管庫に新聞紙に包み毛布で冷えすぎないように管理しています。カビが生える可能性があるため、湿気に注意すると1か月は美味しく食べる事が出来ますよ!

さつまいもの選び方

さつまいもを選ぶ際には、見た目だけでなく、傷み具合や重さ、形状などにも注目しましょう。外皮に傷がある場合は、内部が傷んでいる可能性があるので避けるようにしましょう。また、重さがあるものは、水分量が多く、味が濃い傾向があるのでおすすめです。

  1. 見た目のチェック
    さつまいもは、表面に傷がつくと傷んでしまうため、傷んでいないかどうかを確認しましょう。また、皮がシワシワしているものは古くなっている可能性があるので、つやつやとした皮がついたものを選びましょう。
  2. 重さのチェック
    さつまいもは重さで選ぶこともできます。重さがあるものは、水分が多く甘みが強く、ボリュームもあります。ただし、大きくて重いものほど調理に時間がかかるため、使い道に合わせて選びましょう。
  3. 甘さのチェック
    さつまいもの甘さは品種によって異なります。一般的には「紅はるか」が甘味が強く、栄養価も高いとされています。また、紅はるか以外にも「黄金千貫」や「白銀杏」など、地方によってさまざまな品種がありますので、自分の好みに合わせて選びましょう。
  4. 購入時期のチェック
    さつまいもは収穫時期によって旬があります。収穫期は主に9月から11月にかけてですが、冬場には貯蔵されたものが出回ります。できるだけ旬のものを選ぶことで、おいしいさつまいもを食べることができます。

購入場所

購入場所は、手軽に購入できる場所や、こだわりの品を取り扱っている場所など、それぞれにメリットがあります。また、産地や品質にこだわった品を手に入れるためには、複数の場所を回って比較することも大切です。

■スーパーマーケットや食品店
スーパーマーケットや食品店では、季節に応じて多くの品種のさつまいもが販売されています。また、販売量が多いため、比較的新鮮で安定した価格で購入することができます。

■直売所や農産物直売店
直売所や農産物直売店では、生産者が直接販売しているため、新鮮なさつまいもを手に入れることができます。また、生産者から直接話を聞くこともでき、品種の違いや料理のアドバイスなども得ることができます。

■オンラインショップ
オンラインショップでも、さつまいもを購入することができます。生産者や地方自治体が運営するショップもあり、産地直送で新鮮なさつまいもを手に入れることができます。また、希少な品種や特別な加工品なども扱われている場合があります。

■農家から直接購入
農家から直接購入することもできます。掲示板サイトや地元の農業協同組合などで情報を集め、連絡を取って購入する方法です。品質や価格についても直接交渉ができるため、自分好みのさつまいもを手に入れることができます。

\産地直送【シルクスィート】/


産地

さつまいもの主要産地は、熊本県、鹿児島県、宮崎県、大分県、福岡県など、九州地方が中心となっています。これらの地域は、暑い夏と寒い冬、日照時間の長さなど、さつまいもの栽培に適した気候・環境が整っています。特に、熊本県産の「紅はるか」や鹿児島県産の「黄金千貫」は、高い評価を受けています。

また、最近では、北海道や青森県、岩手県など、本来さつまいもが栽培されていない地域でも、栽培が始まっています。これらの地域では、風土や気候、土壌の特性を生かして、独自の品種が育成されています。

産地によって、品質や味、形状、色合いが異なるため、好みに合わせて選ぶことができます。また、産地ごとに特産品として認定されたさつまいももあります。そのため、旅行やグルメツアーの際には、地元のさつまいもを味わってみるのもおすすめです。

  • 鹿児島県
    さつまいもの生産量日本一の県であり、さつまいもの名前の由来となった地域であり、日本の主要なさつまいも産地の1つです。温暖な気候と肥沃な土壌があり、甘さが強く、繊維質が少ない高品質なさつまいもが栽培されています。
  • 熊本県
    熊本県は、鹿児島県に隣接する地域で、鹿児島県と並んで日本有数のさつまいも産地です。特に、大津町や阿蘇・西原村で栽培されるさつまいもは、味が濃くて甘みが強く、非常に人気があります。
  • 宮崎県
    宮崎ブランド『宮崎紅』が有名です。日照時間が長く気温が高い気候が栽培に適しているため、栄養価が高く美味しいサツマイモが収穫されます。
  • 茨城県
    日本でも有数のさつまいも生産地の1つで、県内で一番多く生産されているのは『紅はるか』になります。ホクホク食感の『紅アズマ』、しっかりとした食感の『紅まさり』と、数多くのさつまいも品種が生産されております。
  • 徳島県
    徳島県で栽培されるさつまいもは、甘さが特徴的で、柔らかくて濃厚な味わいがあります。また、栽培に適した土壌と気候条件が整っているため、育ちやすく、美味しい品種が多く栽培されています。代表的なブランドに『鳴門金時』があります。

各地のブランド芋

購入時のポイント

さつまいもを購入する際に注意すべきポイントを紹介します。特に、傷み具合や保存方法などに注意して購入することで、美味しいさつまいもを手に入れることができます。

さつまいもを購入する際には、以下のポイントに注意しましょう。

1.産地を確認する さつまいもは産地によって品質が異なります。産地の名前が明記されている場合は、できるだけ信頼できる生産者から購入しましょう。

2.見た目をチェックする 表面にヘコミやシワがないか、傷んでいないかを確認しましょう。また、表面がツルツルしているかどうかも重要です。つるつるしている方が品質が高い場合が多いです。

3.色合いを確認する さつまいもは種類によって色が異なりますが、きれいな色合いであることが望ましいです。特に、茶色く変色しているものは品質が落ちている場合があります。

4.重さを確認する 重さが軽い場合は水分が少なく、味が悪くなっている可能性があります。重さが同じでも大きさによって中身の量が違うことがあるため、できるだけ同じ大きさのものを選ぶようにしましょう。

5.保存状態を確認する 店舗の中でさつまいもがどのように保管されているかも重要です。風通しの良い場所や涼しい場所に保管されているものを選びましょう。

以上のポイントに注意して、新鮮で美味しいさつまいもを選びましょう。

調理法とレシピ

さつまいもは、焼く・蒸す・煮る・揚げるなど、様々な調理法があります。また、そのまま食べるのはもちろん、スイーツやおかずにも使われます。ここでは、代表的な調理法とレシピをいくつか紹介します。

■スイートポテト
さつまいもを蒸して皮をむき、潰して砂糖や牛乳、バターなどを加えてよく混ぜたら、オーブンで焼いてスイートポテトに。クリームチーズやアーモンドプードル、ラム酒を加えると、より風味豊かな仕上がりになります。

■さつまいもの煮物
さつまいもを食べやすい大きさに切り、出汁やしょうゆ、みりん、砂糖で煮るだけ。鶏肉や豚肉、こんにゃくや人参、白菜と一緒に煮ると、とても美味しい煮物に仕上がります。

■天ぷら
さつまいもを天ぷらにすると、サクサクとした食感が楽しめます。さつまいもを薄切りにして、衣をつけて揚げるだけです。衣には、小麦粉や片栗粉、卵などを使うことができます。天ぷらは、お好みで塩やポン酢などで味付けして、召し上がってください。

■焼き芋
さつまいもの皮を洗って水気を拭き取り、フォークで数箇所刺してオーブンやグリルで焼くだけ。焼き上がったさつまいもには、シナモンやはちみつ、バターなどをかけて召し上がるのがおすすめです。

さつまいもは、煮たり焼いたりして簡単に調理できるため、料理に使いやすい野菜の一つです。以下では、代表的な調理法とレシピを紹介します。

1.蒸し焼き さつまいもを蒸してからオーブンで焼くことで、ふっくらとした食感が楽しめます。蒸すことで、さつまいもの甘みが引き立ちます。蒸した後、オーブンで焼く時間は10〜15分程度で十分です。皮をむいた状態で蒸すこともできますが、その場合は蒸し時間を短くする必要があります。

2.煮物 さつまいもを煮ると、甘みが引き立ち、とろりとした食感が楽しめます。砂糖やみりんを加えて煮ると、より甘みが増し、独特の風味が加わります。さつまいもを火にかける前に、一度水につけてアク抜きすることで、より美味しく仕上がります。

3.天ぷら さつまいもを天ぷらにすると、サクサクとした食感が楽しめます。さつまいもを薄切りにして、衣をつけて揚げるだけです。衣には、小麦粉や片栗粉、卵などを使うことができます。天ぷらは、お好みで塩やポン酢などで味付けして、召し上がってください。

4.スイートポテト さつまいもを使ったスイートポテトは、栄養価も高く、栄養バランスも良いおやつの一つです。さつまいもを茹でてから潰し、砂糖や卵、バターなどと混ぜ合わせ、オーブンで焼き上げます。仕上げには、シナモンやナツメグなどを加えて香りをプラスすることができます。

以上のように、さつまいもは色々な調理法で楽しめる野菜です。ぜひ、お好みのレシピを見つけて、さつまいも料理を楽しんでみてください。

まとめ

さつまいもについての基本的な情報を紹介してきました。さつまいもは、種類や産地によって様々な味わいがあり、栄養価も高く健康にも良い食材です。

また、保存方法や選び方にも注意が必要です。調理方法も様々で、煮物や蒸し物、揚げ物など多彩な料理に使われます。

初心者の方でも簡単に作れるレシピもありますので、ぜひさつまいもを食卓に取り入れてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました